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海外旅行へ行く時に絶対に必要なパスポート(旅券)。海外では唯一?身元を証明できる身分証明書でもあります。
まぁそもそもパスポートがないと出国自体できないんですけど(笑)
パスポートを申請する時に必要な書類や注意点、かかる日数などをまとめておきます。
あと、石川県のパスポートを申請する場所も一緒にまとめまっす。
まずは、初めてパスポートを申請する人、パスポートの有効期限が過ぎた、残り期間が1年未満となった場合に必要な書類。
- 一般旅券発給申請書:1通
- 戸籍抄本または戸籍謄本:1通
- パスポート用の写真:1枚
- 本人確認のための書類
- 前回取得した旅券:パスポート更新の人
- 住民票の写し:1通
一般旅券発給申請書
まずはパスポートの申請書ですね。
ダウンロード申請書、もしくは手書きの申請書が必要です。
手書きの申請書自体は窓口にあるので、窓口へ行ってから書きます。
平成30年10月1日からは、「ダウンロード申請書」によるパスポート申請もできるようになった。
これだと前もって申請書を書いていけるので、窓口でアワアワしながら書かなくていいので気分的に楽ですね。
申請書を前もって書いて持っていくためのものなので、電子申請ができるわけではないです。
これが登場するまでは、前もって記入していきたい場合は、窓口へ行って申請書をもらって、申請書を記入してからまた窓口へ……となかなかめんどくさかったので、まぁ便利は便利かな?
ただ印刷の状態によっては、結局窓口で書き直さないといけない場合もあるみたいです。
あと申請書は機械で読み取るので、折り曲げたり汚したりしないように気をつけよう。
詳細は外務省のパスポート申請ダウンロードのページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/download/top.html
注意点としては、
- 10年用
- 5年用
で申請書が違います。
20歳未満の方が申請できるのは5年用だけです。
申請書裏面の「法定代理人署名」欄に親権者(父母またはそのいずれか一方)または後見人の署名が必要で、署名ができない場合は、親権者または後見人の署名のある同意書の提出を求められます。
戸籍抄本または戸籍謄本
戸籍抄本・謄本は、申請日より6カ月以内に発行されたもので、記載事項が最新のものが必要。
戸籍謄本・抄本は本籍地の市区町村の市役所や役場の戸籍係で取得申請をします。
本籍地が離れているときは郵送での請求になるので、パスポート申請するとなったら早めに問い合わせておきましょう。
同一戸籍内の家族が複数名同時に申請する場合は、戸籍謄本1通でもまとめて申請を受け付けてもらえます。
パスポートの有効期限が残り1年未満での切替申請の場合は、氏名や本籍地などに変更がない場合は省略できます。
ただし、申請者が
- 未成年者
- 成年被後見人
- 一時帰国者
- 別名併記
の方などは省略できません。
ちなみに、石川県のパスポートセンターが入っているリファーレの2階には「金沢市本町市民センター」があります。
ここには広域行政窓口サービスというのがあり、かほく市以南の石川県内に本籍を置いている方は、ここでも戸籍謄(抄)本を申請取得することができます。
便利ですね。
自分は戸籍謄(抄)本を取るのを忘れて申請に行ってしまったのですが、広域行政窓口サービスのおかげで二度手間にならずにすみました。
「金沢市本町市民センター」の受付時間は、
- 午前8時30分〜午後5時15分(土・日曜日、祝日は除く)
です。
戸籍謄(抄)本 の交付には手数料がかかります。
おおむね450円だと思いますが、全国一律ではないらしく各自治体で違うこともあるようです。
各自治体に問い合わせると正確な料金がわかります。
パスポート用の写真
パスポート用の証明写真は、
- 縦45mm×横35mmの縁なし・無背景(無地で淡い色)
のものと定められています。
そして、パスポートの写真には他にもかなり細かい規定があります。
- 申請者本人のみを撮影したもの
- 6カ月以内に撮影したもの
- 正面、無帽、無背景
- カラーでも白黒でも可
- 鮮明であること(焦点が合っていること)
- 明るさやコントラストが適切であること
- 影のないもの
- 顔の縦の長さは写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
- 背景と人物の境目がはっきりしていること
- 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
- 平常の顔貌と著しく異ならないもの
(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可) - 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
- ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
- 変色していないもの
- 傷や汚れのないもの
- デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
- デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること
などなど……
外務省の「パスポート申請用写真の規格」に
- 適当な写真
- 不適当な写真
が画像付きでわかりやすく載ってるのでしっかり確認してから写真を撮りましょう。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100171389.pdf
もし不適当な写真を持っていった場合、容赦無く却下されます。
撮り直しになります。
パスポートの写真は、本人確認のためかなり重要なものなので、ちゃんと顔がはっきりわかるものを持っていきましょう。
アメリカ入国の際、入国管理官にめっちゃガン見されましたよ。
スピード写真でも綺麗に撮れるけど、不安な場合は写真店で撮ってもらうのがまぁ確実です。時間とお金はかかりますが。
ちなみに、石川県のパスポートセンターのある、リファーレの1階にあるファミリーマートには「証明写真機」がありますよ。
もし撮り直しになったら1階で写真撮り直してすぐパスポートセンターへ戻れます。
とにかくパスポート用の写真で大事なのは、顔がはっきりわかること!
顔の特徴がわからなくなるくらい画像処理したり輪郭補正したのはもってのほかで、髪の毛が目にかかってるのもダメです。
あとメガネも色付きや反射していたり、縁が大きくて目にかかってるのもアウトです。
眼鏡は外して撮った方が無難かな。
証明写真機とかで撮った、1枚のシートに複数印刷されたものは切り取らずにそのまま持っていけばいいですよ。
受付の人が適切なものを選んで、規定の大きさに切り取ってくれます。
1枚ずつの写真は、一応予備の写真も持っていった方がいいです。
写真に傷ついたりしてたら却下される可能性があります。
そして、申請書には貼り付けずに持っていきます。
貼付は受付の人がするので、貼らずに持っていきましょう。
本人確認のための書類
身元確認書類は原本を持っていきます。
コピーは不可です。
身元確認書類が1点でOKなのは、
- 日本国旅券(失効後6ヶ月以内のものも可)
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 海技免状
- 宅地建物取引主任者証
- 電気工事士免状
- 無線従事者免許証
- 官公庁職員身分証明書(写真付き)
- 船員手帳
- 身体障害者手帳(写真付き)
上記の本人確認書類を持っていない場合は、分類①、②から1点ずつ、もしくは分類①から2点が必要。
<分類①>
- 健康保険証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 国民年金証書(手帳)
- 印鑑登録証明書と実印
- 介護保険被保険者証
<分類②>
- 社員証、公の機関が発行した資格証明書(写真付き)
- 学生証、在学証明書
- 身体障害者手帳(写真付き)療育手帳
- 高齢受給者証
- 雇用保険被保険者証
- 母子手帳(就学前の子の場合)
- 失効した日本国旅券(写真で本人確認できるもの)
前回取得した旅券:パスポートを更新する人
パスポートの更新などで以前にパスポートを取得した方は持参しましょう。
有効期間がまだ残ってる場合は、パスポートを提出しないと受付ができない。
住民票の写し
申請日より6カ月以内に発行されたもので記載事項が最新のものを提出。
ただ住民基本台帳ネットワークシステムを利用する場合は原則不要です。
もし、
- 住民基本台帳ネットワークシステムを利用しない場合
とか
- 住所氏名の変更直後に申請する場合
は住民票が必要になります。
住民票も郵送での取得ができるので、住民登録してある市町村の市役所や役場で確認しよう。
さて、必要書類を準備したらようやくパスポートの申請。
なんですが、未成年者や代理で申請するときはいくつか注意点があります。
未成年者(20歳未満)の申請
申請できるのは5年用のパスポートだけ。
そして、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に、親権者本人(父または母)、あるいは後見人が必ず直筆で署名しないといけません。
もし遠くに住んでて申請書に自署できないときは、「旅券申請同意書」の提出が必要です。
代理人が申請する場合
必要書類の他に、代理人の身元確認書類が必要。
代理申請でも申請書は本人が記載。
特に
- 所持人自署
- 刑罰等関係
- 申請者署名
- 申請書書類提出委任申請書の申請者記入
の4箇所は本人自署じゃないと受理されない。
旅券紛失、損傷した人などは代理申請はできない。
石川県内でパスポートの申請ができる場所は4箇所あります。
- パスポートセンター
- 小松旅券窓口
- 七尾旅券窓口
- のと里山空港旅券窓口
の4箇所です。
パスポートセンター(金沢窓口)
- 〒920-0853 石川県金沢市本町1丁目5番3号
- TEL. 076-223-9109
- 申請:月曜〜金曜の午前9時から午後5時まで
- 交付
月・水・金は、午前9時~午後5時、
火・木は、午前9時~午後7時、
日曜日は、午前9時~午後5時 - 土曜日と祝日(日曜日が祝日と重なる日を除く)・休日・年末年始は休業
- 業務内容は旅券業務全般
- 代理申請は30名まで可能。ただし10名以上要予約。
小松旅券窓口
- 〒923-0801 石川県小松市園町ハ108番地の1 小松合同庁舎1階
- TEL. 0761-23-5931
- 申請:月曜〜金曜の午前9時から午後5時まで
- 交付
月・水・木・金は、午前9時~午後5時、
火は、午前9時~午後7時、
日曜日は、午前9時~午後5時 - 土曜日・日曜・祝日・休日・年末年始は休業
- 旅券業務全般。ただし、刑罰等関係欄該当者についてはパスポートセンターでのみ取扱い。
- 代理申請は15名まで。5名以上は予約が必要。
七尾旅券窓口
- 〒926-0852 石川県七尾市小島町ニ部33 中能登総合事務所1階
- TEL. 0767-52-6113
- 申請:月曜〜金曜の午前9時から午後5時まで
- 交付
月・水・木・金は、午前9時~午後5時、
火は、午前9時~午後7時、
日曜日は、午前9時~午後5時 - 土曜日・日曜・祝日・休日・年末年始は休業
- 旅券業務全般。ただし、刑罰等関係欄該当者についてはパスポートセンターでのみ取扱い
- 代理申請は15名まで。5名以上は予約が必要。
のと里山空港旅券窓口
- 〒929-2392 石川県輪島市三井町洲衛10部11番1 奥能登行政センター1階
- TEL. 0768-26-2310
- 申請:月曜〜金曜の午前9時から午後5時まで
- 交付
月・水・木・金は、午前9時~午後5時、
火は、午前9時~午後7時、
日曜日は、午前9時~午後5時 - 土曜日・日曜・祝日・休日・年末年始は休業
- 旅券業務全般。ただし、刑罰等関係欄該当者についてはパスポートセンターでのみ取扱い
- 代理申請は15名まで。5名以上は予約が必要。
ちなみに、申請した窓口と別の窓口でパスポートを受け取りたい場合は、申請時に申し込むこともできます。
パスポートの交付日数は、場所によって異なります。
石川県内で一番早く発券されるのはパスポートセンター。
パスポートセンター(金沢窓口)では、申請日を含めて5日目から受け取れます。
ただし、土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始は除いて数えます。
他の、小松・七尾・能登はいずれも、申請日を含めて9日目から。
こちらも土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始は除いて数えます。
パスポートの受け取りは、年齢関係なく必ず本人が受け取りに行きます。
代理人での受取はできないので、そこは気をつけましょう。
申請受理日から6ヶ月経過してしまうと旅券は失効してしまいます。
さすがに半年放置することはないと思うけど。
そしてパスポート発券手数料は受取時に支払います。
申請の時は必要ない。
旅券の種類 | 収入印紙 | 石川県証紙 | 合計 |
---|---|---|---|
10年間有効な旅券 | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
5年間有効な旅券 | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
12歳未満の旅券 | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
記載事項変更旅券 | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
査証欄増補 | 2,000円 | 500円 | 2,500円 |
石川県ではパスポートの交付時の手数料は収入印紙と石川県証書で支払います。
パスポートセンターでは、旅券の受け取りに必要な金額の収入印紙と石川県証紙のセットが販売されてます。
収入印紙は切手みたいなものなので、申請時に買っておくよりも交付時に買ったほうがいいかなと。うっかり無くしたら悲しいですからね。
金額も金額なので。
他にも証明写真代とか、戸籍謄(抄)本の発行とか細々お金がかかりますね。
以上がパスポートを申請するときに必要な書類や料金などです。
思ったより長くなった。
そして足りない部分や変わった点もあるかもなので、申請時にはしっかりパスポートセンター等で確認してください。
まぁいずれにしろパスポート発行まで時間がかかるので、海外旅行に行く時はしっかり計画立てていきましょう。