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春日大社の摂社・末社の中で有名なのはやはり、若宮神社や夫婦大国社、金龍神社辺りでしょうか。
ただ春日大社に来たならもう1つ立ち寄りたいのが、「一言主神社」。
願い事を1つだけ叶えてくれるという神社です。
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「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)」は春日大社の摂社・末社の中の1社ですが、実は、かつては興福寺の境内の中に建てられた神社だったのです。
明治以前は神仏習合という思想でしたからね。
ちなみに興福寺も藤原氏の氏寺なんですよね。
春日大社も藤原氏の氏神なので、藤原氏の氏神と氏寺が隣接して建ってるんですね。
一言主神社の御祭神は、その名の通り「一言主大神」。
大和の葛城(かつらぎ)山の神様で、言霊・託宣の神さま。
善いことも悪いことも一言で現実にすることができるという、なかなか最強の神様です。
ちなみに『古事記』にも出てくるんですが、そのお話が……雄略天皇をからかってるとしか思えない……
『日本書紀』だとまた微妙に話が変わるのだけど。
まぁとりあえず、どんな事でも一言で現実にすることができるという神様なので、ものすごく真剣に、1つの事だけをお願いしたら叶えてくれるかもしれません。
まさに一事(ひとこと)、つまり一つの事だけを叶えてくれるという神様ですね。
お社の前には奉納絵馬もあります。
お社の中に小さな鳥居がいっぱいありますが、これは願い事が叶いお礼参りに来た方々が奉納していったもの。
結構あるので、ご利益、あるんでしょうね。
これはお参りしないと。
うーむ、しかし1つだけかぁ……。
これだけはっ!という願い事。
やっぱり、あれかな。( ̄ー+ ̄)
そうそう、一言主神社のそばにある灯篭の1つ、奉納されたものだと思うのですが、そこに
「ありがとう」
という言葉がありました。
なんだか心が洗われました。
神社に来てまで金運・金運と俗にまみれきった己をちょっと反省しました。
一言主神社は春日大社の北側のエリアにあります。
御本殿から水谷神社へと向かう道中にあります。
この辺りは桂昌殿など徳川家ゆかりの建物もあったりして、結構たくさんの人が行きかってます。
上の地図でいうと、御本殿の左下あたり、総宮神社の横に位置します。
ちなみに、一言主神社は実は日本各地に点在してます。
総本社は春日大社と同じ奈良県にある「葛城一言主神社」です。
ここは行った事ないですね。
こうしてどんどん行きたい場所が増えていくんですねぇ。