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新元号「令和」発表記念あーんどお一日参り「金沢五社巡りツアー」(笑)
と巡り、ついに最後の1社「神明宮」に到着!
境内には樹齢千年を超える「神明の大けやき」があり、金沢屈指のパワースポットともいわれているよ。
【金沢五社】安江八幡宮・小坂神社・宇多須神社・椿原天満宮・神明宮と金沢5社を巡って気付いた事神明宮の正確な創建年は不明らしい。
けど、少なくとも延文2年(1357年)にはすでに今の地に鎮座されていたんだそう。
南北朝時代にはあったということですね。
あ、ちなみに神明宮は、地元の人にお神明さんと呼ばれて親しまれてます。
そして、お神明さんと加賀藩前田家との縁は、
- 慶長5年(1600年)に2代藩主利長が社地728歩を寄進
- 寛永6年(1629年)、3代藩主利常が社殿を造営。加えて社地433歩を寄進、さらに本殿等を修築、かつ米100俵を寄進
- 歴代藩主の子弟が生まれる度に参詣
- 5代藩主綱紀が神明宮を氏神にする
- 5代藩主綱紀の子、千代松君、豊姫君等も寄進品を持参して参詣
という感じで、5代藩主綱紀の頃に氏神さまになったんですね。
ちなみに金沢の神明宮は、全国にある神明宮の中でも日本七神明の1つだそうです。
残りの日本七神明は、
- 東京・芝神明
- 山形・湯殿山神明
- 大阪城神明
- 長野・安曇神明
- 京都・東岩倉神明
- 京都・朝日神明
です。
三神明の1つでもあるらしいんだけど、三神明の残り2つはちょっとわからなかった。
神明宮のご祭神は、
- 天照皇大神
- 豊受姫神
「神明宮」「神明社」「神明神社」「皇大神社」「天祖神社」と呼ばれる神社はたくさんありますが、実はどれも「天照大御神」を主祭神とし、伊勢神宮内宮を総本社とした神社のことなのです。
つまりはお伊勢さんの分社ですね。
なので当然ながら、主祭神も天照大御神と、天照大御神のお食事をお作りする豊受大神をお祀りしているわけです。
お神明さんの手水舎ですが、初めて行くとちょっとわかりにくいかもしれません。
外ではなく、建物の中?、中かな、にあるのです。
向かって右側の社務所の間にある通路の先に手水舎があります。
こんな感じであります。
ちょっと不思議な感じ。
手水舎の足元には、んーと神獣?
こっちにも。
四隅を神獣が支えてました。
なんの神獣だろ?
お神明さんの狛犬は、社務所のすぐそばにあったので、ちょっと撮りにくかった。
吽形の方は角が生えてました。
阿形の方はツノはないですね。
そして逆さ狛犬でもなかった。
お神明さんでは、毎月1日に「たらよう願い焼納祭」というのをやっています。
「たらよう」という木の葉っぱに願い事を書いて納めるという。
ただ、お神明さんに自生している「たらよう」を使うので数量限定であります。
そして、願い事は1つだけ!
なんですねー。
1個だけかぁ……
悩むぅ。
煩悩多すぎてなぁ。
ちなみに、「たらよう」は「多羅葉」という葉っぱで、なんと「ハガキ」の始まりになった葉っぱなのです。
確かに「ハガキ」は「葉書」と書きますね。
というのも、この多羅葉の葉は傷をつけるとすぐ黒く変色して文字が浮かび上がる!
ことと、その文字が消えにくく長く残るという性質から言葉を残すのにぴったりな葉っぱだったらしい。
なるほど、「葉」に「書」いたから「葉書」か。
お神明さんには全国で唯一という「人形おみくじ」がありました。
しかも詳しいアドバイス付きらしいです。
めっちゃ気になったけど今回はおみくじは引いてないんですよね。
なんせ今回は金沢5社巡りなんで、5社巡って一箇所だけおみくじ引くのもねぇ。
かといって5社全部でおみくじ引くのもなぁ。
まぁきっとそのうちおみくじ引く機会もあるでしょう。
社務所の近くにあった「願掛け願い石」。
今回の「金沢5社巡り御一行」のメンバー(笑)の中には、ずっとこの近くに住んでる方がいまして。
「いつの間にかできてた。昔はなかったと思うんだけど。」
と言ってました。
うーむ、いつからできたんだろう。
特に由来も何も書いてなかった。
とりあえず石に触ってお願い事でもしておくか。
神明宮の境内には「神明の大ケヤキ」があります。
この大ケヤキ、なんと樹齢千年以上!
県内最大のケヤキです。
樹高約33m、幹周約7.8m、枝幅25mだそうです。
「史跡名勝天然記念物」の指定を受け、金沢市指定保存樹の第一号にもなっています。
とにかくデカイのであります。
うーん、トトロがいてもおかしくなさそう。
ほら木のウロんとことか中トトロがのぞいてそう感満載です。
頑張って全体を収めようとしたんですが……
大きさだけでも伝われば……
あ、この「神明の大ケヤキ」、金沢屈指のパワースポットとも言われています!
お神明さん、金沢の左義長の元祖でもあるそうです。
藩政期、毎年お正月に城内の諸門・藩主の殿中・居間等にかけた注連縄を神明宮に持ってきて、小正月の1月15日に神前でお祓いをした後「神明の大ケヤキ」のもとで焼かれるという慣例ができ、それが金沢の左義長の元祖と言われているそうです。
神明宮といえば、石川県内では「あぶり餅」で有名かなと。
春と秋に行われる例大祭「あぶり餅神事」があるのですが、全国唯一のお祭りらしいです。
起源は2代藩主利長公が「あぶり餅神事」として広く奨励。
なんと300年以上も続く全国ただ一つの「悪事災難厄除伝統特殊神事」となったわけですね。
この「あぶり餅」、2種類のお守りがあるのです。
1つは餅を御幣というお祓いの用具の形にして串に刺したものを飾る「家守」。
もう1つは聖火に炙ったものを食して身体の災厄から逃れるという食べる用のお守り。
ここ数年は、お神明さんのご近所さんが「あぶり餅」を持ってきてくれるので、毎回ご相伴にあずかってます。
今年こそは自分でお神明さんに行きますかねぇ。
春季例大祭は、5月15日から17日。
秋季例大祭は、10月15日から17日です。
お神明さん、金沢の文豪の室生犀星はもちろん、中原中也とも縁深い神社みたいです。
『サーカス』の詩は、神明宮で軽業を見た思い出が題材になってるそう。
最近だと、磯田道史さんの『武士の家計簿』。
主人公・猪山家の氏神でもあったんですね。
神明宮は犀川大橋のすぐ近くにあります。
近くには「忍者寺」や「にし茶屋街」もあります。
ただあんまり観光客の方はいなさそうな感じでした。
あ、お神明さんは「神社婚」もされてますよ。
所在地 | 〒921-8031 金沢市野町2丁目1-8(国道157号線沿い) |
---|---|
定休日 | なし |
駐車場 | あり(境内に停めれます) |
アクセス | 片町もしくは広小路バス停下車徒歩約5分 |
問合せ | 076-241-1613 |
URL | https://www.shinmeiguu-kanazawa.jp |
- 2019年4月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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