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アイスダンス・フリーでパパダキス・シゼロン組の圧倒的な演技を見た後、休憩時間でつかの間、外で休憩。
この後に繰り広げられる、まさに歴史に残る大熱戦を見るべく、一旦外の空気を吸ってリフレッシュ。
ただの一観客なれど、心は共に闘うくらいの覚悟。
いよいよだな。
と友人Nと再び会場内へ。
あの、大きな感動を呼んだリンクへと向かいます。
えー、感情の赴くままに書きなぐってるので、かなり読みづらいかもです。
すいません。m(*T▽T*)m
男子フリースケーティングは
- 17:30開始
- 21:30終了
という4時間にも及ぶ長丁場。
おトイレは激混みなので、あまりいっぱいご飯や飲み物を取るのは危険。
しかし、ある程度はお腹に入れておかないと、保たない!
なんせ、羽生選手が出てくるのは、最終グループの4番滑走。
21:10頃。
そしてその直後にはネイサン・チェン選手。
途中、第3グループと第4グループの間には製氷タイムがあるので、大体15分くらいの休憩がありますが、おそらくその頃にはそんなご飯を食べる余裕などないであろう。
試合が始まる前に、今のうちに何か食べておけ!
ということでさいたまスーパーアリーナ内に売っていた、ロッテリアを食す。
来るときに金沢駅で買ってきたおにぎりの残りはアイスダンスの途中で食べてしまいました。
しかし、緊張のためか味がわからない。
いや、お前全然関係ないやんけ!
と思いながらも、緊張が半端ない。
自分ごとでもこんな緊張することないのに。ヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノ
でも変にお腹は空いてるようなので、無理やんこ中に押し込む。
早めにおトイレを済ませ、席へ。
はぅ〜。
電光掲示板で滑走順を確認。
ほんとにねー、時間通りきっちり進んでいくんですよね。
あ、試合前?直前?にさいたまスーパーアリーナのマスコット「たまーりん」も登場。
試合が始まるちょっと前に座席にスタンバイ。
すでにドキドキが止まらない。
そして、やはりせめて国旗だけでも持ってくるべきだったーと反省。
偶然お隣に座ったお姉さんが国旗を取り出していて。
お姉さんが、
「邪魔にならないように降るから、もし邪魔だったら言ってね。」
「いえいえ全然。むしろ国旗を忘れたことを今猛烈に後悔してたとこですー。」
「あら、じゃぁ一緒に振ります?」
「いんですかー。ぜひ〜ヽ(‘ ∇‘ )ノ」
「なんかねー今回バナーも降ったらダメなのかなぁと思って」
「あ、なんか今大会バナー掲示ダメらしいですね」
などとお話ししながら、試合を見守る。
最初のスケーターはイスラエルのビチェンコ(Alexei BYCHENKO)さん。
そして続いて登場田中刑事選手。
もういきなり2番目に田中選手が出てくるんだもん。
心の準備が追いつかないっ。
よっしゃぁ!
冒頭4回転サルコウ決めたぁーーーーー!\(≧ロ≦\)
3アクセルも2本決めたぁ!
1本堪えたけどよく踏ん張ったー!!
もう最後のコレオはこれでもかー!とめっちゃ手拍子しましたさ!
大盛り上がりですとも!
お姉さんと友人Nと3人で思っ切り国旗振りました〜!!!!!
もうスタオベです!
ふい〜。
すでに疲れました。
いや、もうこんな冒頭からこんなハイテンションでもつかしら。
しかも、なんと!
第3グループはいってもまだ、2位くらいまで踏みとどまってたんですよ!
すごいよ!
最終順位は14位。
そして田中選手の次は、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス(Deniss VASILJEVS)。
忍者登場。
いやラストサムライかな。
コーチのランビエール先生が相変わらず素敵です。(´,,•ω•,,`)
そして、
- ブレンダン・ケリー(Brendan KERRY)
- ジュリアン・ズー・ジエ・イー(Julian Zhi Jie YEE)
- アレクサンダー・サマリン(Alexander SAMARIN)
と続きます。
あっという間に第1グループが終わった……
第2グループはカナダのキーガン選手からスタート。
- キーガン・メッシング(Keegan MESSING)
- ウラジミール・リトヴィンツェフ(Vladimir LITVINTSEV)
- アレクサンデル・マヨロフ(Alexander MAJOROV)
- ダニエル・サモヒン(Daniel SAMOHIN)
- ナム・ニュエン(Nam NGUYEN
- チャ・ジュンファン(Junhwan CHA)
ナム選手の4回転サルコウはめっちゃ綺麗でしたね!
ジュンファン選手は、今回なかなか4回転が決まらなかったなぁ。
そしてロミジュリを聴くと思い出す、ニースのロミジュリ。
製氷タイムに入ってしまうと、おトイレが激混みになること必至。
なので、ジュンファン選手の得点発表の時にトイレへダッシュしました。
まだトイレが近い席でよかったなーと。
しかし、やはり予想通りのすんごい列。
でも割とスイスイ進んだおかげで、第3グループの6分間練習中には戻れました。╭( ・ㅂ・)و
もう、こっからあとは終わるまで一切席から動きません!
第3グループは、
- ミハイル・コリャダ(Mikhail KOLYADA)
- モリス・クヴィテラシヴィリ(Morisi KVITELASHVILI)
- アンドレイ・ラズキン(Andrei LAZUKIN)
- ケビン・エイモズ(Kevin AYMOZ)
- ボーヤン・ジン(Boyang JIN)
- ミハル・ブレジナ(Michal BREZINA)
ここからはもう、トップ争いに絡んでくるだろう選手が目白押し!
コリャダがー、ようやく、遂に!
ほぼノーミス!
素晴らしい演技でした!
よかったよぅ。(´つω・`。)゚
そして、ボーヤ〜ン!
今日は4回転ルッツ決めたー!!
よかったよーぅ。
ショート9位から総合5位へ!
おめでとーう。
ブレジナ選手は、年々素敵になりますねぇ。
後半の3フリップの転倒がもったいなかったけど。
そして………
いよいよ……
遂に、最終グループ!!!!!
もう一回、最終グループの滑走順をおさらいしときましょうか。
- ヴィンセント・ジョウ(Vincent ZHOU)
- 宇野昌磨(Shoma UNO)
- マッテオ・リッツォ(Matteo RIZZO)
- 羽生結弦(Yuzuru HANYU)
- ネイサン・チェン(Nathan CHEN)
- ジェイソン・ブラウン(Jason BROWN)
うぁー、もう6分間練習から心臓バックンばっくんです。
会場のボルテージもどんどん上がります。
みんな登場選手全てに拍手と歓声を送っていたのですが、最終グループが登場するとさらに一段歓声が上がる。
そして、羽生選手が紹介された時の会場の歓声は、それはもう大歓声どころじゃない!
さらにその上!
絶叫に近いかもしれません。
そこで初めて、あ、羽生選手の応援に来てたんやね。とわかるくらい、観客の皆さんは選手全員に敬意を持って拍手と歓声を送っていたんですよ。
最終グループ第1滑走で登場したアメリカのヴィンセント・ジョウ選手。
冒頭の4回転ルッツ3トーループのコンビネーションを美しく決めると、続く4回転サルコウも綺麗に決める。
ほぼ、パーフェクトとも言える演技。
素晴らしい闘いの幕開けでした。
思わずスタオベ!
そしてこの次に登場したのは日本代表・宇野昌磨選手。
冒頭2本のサルコウとフリップの4回転が、着氷が乱れてしまった……
ショートに続き衝撃的な内容にびっくり。
何があったのか……
でも総合4位!
頑張った!!!
そして続いて登場、イタリアのリッツォくん。
どうしても名前が美味しそうなチーズにしか思えない。
緊張からかな?冒頭の4回転トーループが転倒してしまった。
でもQueenメドレー楽しかったです!
そして、いよいよです。
遂に羽生結弦選手が出てきたっ!!!!!
隣のお姉さんと、
「やぱりカギは冒頭の4回転ループですかね」
「そうね。大丈夫かな。」
「きっと跳べるよね。」
と話しながらも、休憩時間中に流れた来たTwitterのタイムラインやニュースを見ると、なかなかループが決まらないという情報が……
何度も何度もループを確認していたらしい。
それこそあの平昌前のANAのコマーシャルのように……。
【WEB限定】平昌2018オリンピック冬季競技大会 羽生選手編(60秒)
何度も
何度も
何度も
何度も
繰り返す。
決して妥協しない。
それだけの覚悟を持って彼は試合に臨んでいる。
人にどう見られようと関係ない。
ただひたすらに自分の追い求めるものを追求する。
決して妥協はしない。
それこそ1分1秒を惜しむように、できることをがむしゃらに、ひたすらにやり続ける。
凄いな。
と心からそう思う。
だからこそ、自分にできることはただ1つ。
彼が望む演技ができるよう、ただひたすらに一生懸命応援するのみ!
ものすごいものを見た!
とてつもない光景を目の当たりにした!
本当になんという凄い人だろう。
羽生選手の名前がコールされた時、会場の歓声はさらに大きく大大大歓声!
そして30秒をギリギリまでたっぷり使い、スタート位置へ。
そこから冒頭の4回転ループまでの会場の張り詰めた空気。
ほんのちょっとの、衣擦れの音さえ出せない、いや出さない、というくらい会場のすべての目がただ1点に集中していた。
4回転ループ。
怪我をして戦線離脱することになったジャンプです。
普通なら恐怖心が芽生えてもおかしくない。
まだ万全な状態じゃない中、構成から外しても誰も何も言わないでしょう。
でも、彼は入れてきた。
絶対に跳ぶ!決める!
ならば全力で祈るのみ!
スタート位置についた時から、自分でも気づかないくらい固く手を握りしめていたみたいで。
手先指先が真っ白に冷たくなってたwww
4回転ループが決まった瞬間……
爆発とも言えるくらいの大歓声。
会場中のエネルギーが一気に放出されたような。
そしてまた次のジャンプ前には祈る!
なんとか4回転サルコウは堪えた……!
そしてその後のジャンプをことごとく決めていく!
スピン・ステップも圧巻!!!!
次々とジャンプを決めるたび、どんどん上がる会場のボルテージ。
羽生選手へと向けられるエネルギーと、羽生選手を中心に放出されるエネルギー!
もうちょっと何言ってるかよくわかりませんがっ!!!!
とにかく、ただただ凄かったんです!!!
圧巻という言葉では足りない!
本当にとんでもない、とてつもない選手です。
誰も理解できないだろうほどの期待と重圧を受けながらも、押しつぶされることなく自分の力に変え、期待に応えていく。
測り知れない傑物です。
自分の語彙力の無さに頭を打ち付けたい気分です!
3アクセルからの3連続ジャンプを決めた後は、怒涛の手拍子です!
これでもか!というくらいの手拍子!
なんならもう手の感覚ないけど思いっきり打ちまくります!
途中から涙が溢れ、視界がぼやけそうになるのを必死でぬぐい、
フィニッシュポーズを決めた後はもう大号泣です!
友人Nと隣のお姉さんと、
「よかったね〜」
「よかったね〜」
とお互い感動を分かち合い。
なんならお姉さんから託された国旗を振り回し。www
あ、お姉さんは結弦バナーを掲げてました!
もうね、演技終了まで待てない!
という感じで会場中が今か今かと立ち上がりたいのを待つ!
フィニッシュの瞬間会場中のスタンディング・オベーション!!!!!
ほんとにねー、すっごい光景を見た。
というか経験した!
この目が!そのままビデオカメラになってくれればいいのに!!
会場中の興奮は凄まじく、得点発表の瞬間も、興奮しすぎていてよく聞こえない。
モニターが涙で見えない。
え?え?
206.10!?
まじか!?
新採点になって初の200点越え!?
え、とゆーことは、えーっと合計どんだけになるんだっけ、
ショートが 94.87 だから、えっとえっと、
もうね、興奮しまくりで単純な計算さえできなくなってる。www
総合得点は 300.97 ‼︎
おぉぉー、初の300点越え!
すげー!
怪我で4ヶ月も試合から離脱していた選手が遂に300点越えという偉業を成し遂げた!
怒涛のプーシャワーで回収に時間がかかりつつも、そんな中登場したのが全米王者ネイサン・チェン。
ショートでも圧倒的な滑りを披露した彼は、ここでも見事でした。
あの会場中のエネルギーを飲み込むような演技の後に出てくると、普通なら平常心を保つのは難しいのではないかと思いますが。
なんとまだプーを回収してる最中リンクへ登場。
傍目にも落ち着いてるように見えます。
以前は、このような状況の時、崩れることが多かったように思うのですが、冷静でした。
見事、としか言いようのない冒頭の4回転ルッツ。
その後も全く危なげなく次々とジャンプを決めていきます。
演技終わり、得点発表を待つまでもなく、あ〜これはネイサン優勝だな、と思いました。
素晴らしかった。
つい5分ほど前に出た世界記録をあっとゆー間に塗り替えていきましたね。
さすがです。
脱帽です。
すがすがしい負けでした。
まぁでもきっとここから、羽生選手のことだから、またさらなる進化を遂げていくんだろうな。
ちょっと人間か?
いや人間じゃないのか?
と思うくらいの頂上決戦がくりひろげられ、ぐったりんこ。
でもまだ終わりじゃない。
最終滑走者はアメリカ代表ジェイソン・ブラウン選手。
ショートプログラム2位。
今シーズンからは羽生選手と同じクリケットで練習をしています。
フリーになると、やっぱりどうしても4回転がないと上位に食い込むのは難しい。
それでもジェイソン選手の世界観は彼にしか作り出せない素晴らしいものです。
彼のバレエジャンプや足上げスパイラルの美しさは絶品です。
最終的な総合順位は
- ネイサン・チェン
- 羽生結弦
- ヴィンセント・ジョウ
という結果になりました。
試合終わり後、優勝者のネイサン選手のインタビューがあり、続いて表彰式へ。
表彰式とその後のウィニングランはなんか可愛かったです。
もうね、最後の最後まで見逃せない!
と思いつつも、体は疲れ果て、この後の記憶があやふやです(笑)
身体中からありとあらゆる汁が出尽くした感じです。
もうトイレの心配しなくていいわー、と水をガブガブ飲みました。
あとはもう人の流れに乗って駅へと向かい、とりあえず御徒町のホテルへ。
よくわからないまま駅員さんの
「上野方面はこっちです〜」
の言葉に従い電車に乗り、なんとかホテルにたどり着きました。
いやーよく無事にたどり着いたな。
その後は、もう死んだように眠りました。
そして、まだ続きます。(・・*)ゞ
エキシビジョンのチケットも幸運なことに当選していたのです〜。╰(*´︶`*)╯