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お正月に横浜の赤レンガ倉庫で見つけた本「珍版横浜文明開化語辞典」。
面白そうな気配が漂うタイトルの誘惑に抗えず思わず購入してしまったけど、これがなかなか面白い。
本書の帯には、
急速に外国文化が入ってきた文明開化の時代、日本人は、音から、意味から、外来語を漢字にあてはめて日本語にとりいれてきました。うーん、なるほど、と、うなってしまうもの、ざぶとん一枚!をあげたくなってしまうものなど、さまざまなあて字を通して、昔の日本人の知恵がみえてくる舶来語オモシロ辞典です。
とあります。
まさに先人たちの知恵と工夫によって生み出された様々な機知に富んだ「あて字」を集めた本ですね。
例えば「合羽」。
まぁカッパのことですね。
合羽橋と言う地名もあるから普通に読めるかな。
この本は、あて字の漢字と語源とイラストが見開きに1語ずつ紹介されてるスタイル。
あて字だけじゃなくて、語源の説明もまた面白いんですよ。
ちなみにカッパの語源はポルトガル語の「capa」から。
16世紀に日本にやってきたポルトガル人らが来てた袖がなくて裾野広いものに由来してるのだとか。
しかも織田信長や豊臣秀吉、足利義昭らはこれに似たのを作らせて権威の象徴としてたんだとか。
知らなかった。
面白い。
南瓜や硝子、珈琲なんかは今でも感じで使ってたりしますねぇ。
混凝土はもしかしたら読めるかな?
ちなみにこの読み方を入れたらこの漢字に変換されました。
びっくり。
土瀝青はさすがに変換されなかったけど。
混凝土は三島由紀夫の文章にも登場するそうですよ。
読み方きになる人は「珍版横浜文明開化語辞典」を見てみよう。
天婦羅は有名ですね。
そうてんぷら。
エビの天ぷらが美味しいですね。
天麩羅と書くこともあるようですが、この本では天婦羅で載ってました。
テンプラの語源はポルトガル語の「tempero(調理)」なんですが、逸話として載ってるのが徳川家康。
家康の天ぷら好きは有名だけど。
そこじゃなかった。
載っていたのは、鯛の天ぷらを試食したところ運悪くあたって急死したと伝えられている、って……そこ?
「珍版横浜文明開化語辞典」には全部で62のあて字が載ってます。
1個1個が読んでて楽しいので、もしお見かけしたら手に入れてみては?
もしかしたら新たな発見があったり、なかったり、するかも。(*゚ー゚)>
多分横浜の赤レンガ倉庫に売ってます。
調べてみたけどAmazonも楽天もないんですよねー。
中古はあるけど、異様に高い。
定価1,000円+消費税なんだけどな。
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