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ようやく!あの!
『エヴァンゲリヲンと日本刀展』が
金沢にやってきました!!!!
石川県立歴史博物館で2018年6月8日(金)からスタートしましたぁ。
金沢に来るとわかってから、ローチケで大人ペア券を用意し準備万端。
7月22日(日)までやっておりますが、初日や土日は人が多いかもしれないし、7月入ると夏休みの学生が増えるかもしれないということで、友人と日程を調整し、仕事を午前中に終わらせ平日の午後を狙って行ってきました〜。
いや〜まさかの歴博で『エヴァンゲリヲンと日本刀展』が開催されるとは(笑)
歴史を感じさせる赤レンガの建物は情緒あふれる佇まい。
入り口というか門の所には赤レンガと緑の中に立つ『エヴァンゲリヲンと日本刀展』の看板。
かつては陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学の校舎としても使われていたのですが1986(昭和61)年から石川県立歴史博物館として開館しております。
調べてわかったけど2015年から建物の愛称が「いしかわ赤レンガミュージアム」に決定したらしいです。
知らなかった……
美大がここだった頃ってどんなだったんでしょうねー、いいなぁなんか楽しそう。。
ちなみに現在この建物の隣には、移転が決まった国立近代美術館・工芸館の移転建設中です。
こちらの開館も待ち遠しい。
歴博の入り口正面にもエヴァ。
どうやら『エヴァンゲリヲンと日本刀展』は第1棟の建物であるようです。
なんだかエヴァなのに、着物で日本刀もつと醸し出される幕末感。
カオルくん違和感ないな……
幕末ものにいてもおかしくなさそう……
お、そしてどうやら2階展示室の様ですね。
大階段の両脇に、ん?弐号機と零号機?かな、これは。
初号機は?上にいるのかな?
いやーなんですかね、この鹿鳴館的雰囲気の中エヴァの垂れ幕!
いい感じです。
そして居ました初号機!
やっぱり2階にいらっしゃいましたか。
2階へ上がり向かって左側には日本刀コーナーがあります。
こちらでなんと、「日本刀の重さ体験」コーナーがありますよ!
鍔にあたる部分を持って日本刀を持ち上げることができるんですよ〜。
これがねー、なっか中に重いです!
奥に刀匠たちの日本刀作品も展示されてるんですが、作品説明のとこみると大体2キロ以上あるんですよね……
2キロ以上のものを腰に下げてたってことですか。
しかも戦の時って片手で振り上げたりしてたんですよね……馬に乗った状態で振り回したりとか……
おぉう結構力持ちなんすね……
土方さんとか写真で見る感じそんな筋肉質にも見えないけど、力持ちぃ。
なんか竹刀剣道でごめんなさい(´・ω・`)
いや別に剣道が悪いというわけではないんですが、実際に持ってみるとあまりの重さの違いに、全くの別物だなぁーと変な実感を持ちました。
この日本刀コーナーはなんと無料エリアなんですよ。
なんですが、
刀剣の歴史や種類とか
日本刀の製作工程とか
日本刀の名称とか特徴とか、色々とおもしそうなパネルもあるんですよ!
ここもかなり楽しいんですよ!
めっちゃパネル熟読してましたけど!
時代によって刀の形がまた変わって行くんですよ。
それが実際の刀で展示されてたりするんですよ!
刀剣好きはここだけでもかなりの萌えポイントなんですよ!
とはいえここで時間をかけ過ぎると肝心の『エヴァンゲリヲンと日本刀展』をみる時間が減ってしまいます!
日本刀コーナーの横にあるエヴァストアは後回しにして『エヴァンゲリヲンと日本刀展』へ!
なんと、入り口には
「写真撮影OK。SNS投稿も大歓迎です」
とあります。
(一部写真撮影禁止なとこもあります)
入り口では音声ガイドの貸し出しもあります。
1回500円です。
せっかくなので友人と1個借りてまわることに。
声優の三石琴乃さん(ミサト役)が展示作品を開設してくれます。
これが借りてよかったなと大満足しております。
普段、日本刀に触れることが滅多にないと思うので(笑)、解説を聞きながら作品を眺めると「ほほ〜う、なるほどぉ」となり鑑賞もとっても楽しくなります。
もちろん作品のそばのパネルにも書いてありますが、その場合まず解説を読んでから作品を見なければなりませんね。
でも音声解説なら解説を聞きながら作品を見れるわけですよ。
あ、別に回し者ではないですよ。
ただ音声解説を初めて借りてみたら、あぁこういう利点もあるんだなぁと妙に納得したのです。
さて、音声解説と撮影用にスマホを手にいざ『エヴァンゲリヲンと日本刀展』へ。
もう撮影する気満々です。
あとでカメラロールみてみたらなんと120枚も撮ってました(。・ ω<)ゞ
だいぶ厳選しましたがそれでもここから怒涛の写真ラッシュになります。
あ、あとほぼほぼネタバレになると思います。
写真で見るのと生で見るのとはだいぶ違うと思いますが、観に行くまで情報入れたくない!という方はご注意ください。
最初に現れたのはエヴァンゲリオンANIMAのマゴロクソード。
普通にかっこいいわ。
ビゼンオサフネ。
金工師による兜まである!
初号機の頭部。
横には覚醒した時のイメージの面もあります。
刀子と呼ばれる小刀の一種。
それぞれをイメージしたものなんだけど。
かわいい。
刀子は奈良時代の貴族にとって日々の暮らしに欠かせない実用品でもあったけど、同時に美しく装飾された刀子を持つことが一種の身だしなみでもあったらしいです。ステータスかな。
小さくてかわいいから、これこそペーパーナイフとかグッズ化してくれたらいいのになー。
プログレッシブナイフ。
なんと再現に当たって武器としての強度を優先した結果折りたたみ構造は断念したらしい。でも刀身そのものはしっかり切れるものに仕上がったそうですよwww.
しかも研ぎ師の人は、研いでるときに何度か指を怪我したそうですwww
こだわり、すごいですね。
なんてゆーか、こだわりポイントが……刀匠はやっぱり構造よりも切れ味なんですかね。
碇ゲンドウの御前での御前試合。
ちゃんと奥にゲンドウが居る。
こちらは黒澤明監督の「用心棒」の続編「椿三十郎」のシーンをエヴァで再現。
なかなか精巧。
ロンギヌスの槍はやはりこの『エヴァンゲリヲンと日本刀展』の目玉でしょう!
展示室の一番奥にババーンとありました!
奥でロンギヌスの槍の製作風景の映像が流れてました。
職人さんめっちゃすごいですわ。
なぜあれがこうなる?
すごすぎです。
こちらがロンギヌスの槍の製作者の三上孝徳さんと橋本庄市さん。
ロンギヌスの槍の製作にあたっての図面もめっちゃかっこいいんですよ。
しかもかなり細かく書き込まれてます。
製造における材料の割合とか刀の部分の形とか。
いやーかっこいい。
人間ベースで再現したそうですが、全長332cm、総重量は22.2kgもあります。
すげぇ!
しかも苦労した点が法律的な部分って(゚〇゚;)
展覧会での展示ですからね、武器ではなく美術品として製作する必要があったと。
そのため当初予定していた素材を断念せざるを得ず、なんと急遽材料から調達しなおしたらしいです。(゚◇゚;)!!!
最後は三日間徹夜で仕上げたそうですが……
いやもうすごすぎっす。
ちょうどいい感じでお子様が写り込んで居るのでロンギヌスの槍の大きさが伝わるかな?
木目のような地肌ですが金属です。
いや〜素敵。
でも22キロって1人じゃ持てんやろ。
展示するとき学芸員さん大変やったやろうなぁ。
製作風景のビデオの最後にこの映像が。
やっぱいるよね。うん。
ちょうどロンギヌスの槍で折り返しって感じですね。
2号機仕様の短刀、なんと刀身に欄間のようにプラグスーツ姿のアスカが彫り込まれてます!
すげぇな。
零号機仕様の脇差には龍が巻きついたロンギヌスの槍が彫られてる。
日本刀にロンギヌスの槍かぁ…龍はあってもロンギヌスの槍はないよなぁ。
エヴァンゲリヲンとのコラボだからこそだなぁ。
渚カヲル仕様の刀。
拵んとこめっちゃ凝ってるよねぇ。
鞘が海みたいな水面になってるし柄んとこも砂浜みたいな…凝ってるねぇ。
綾波レイ仕様の太刀。
これも素敵だわぁ。そして凝ってるねぇ。
なんだろね、作品によってなんとなく熱量の違いを感じるのは気のせいかな?(笑)
全部凄いんだけど、いやそれ以上にこれ……
って感じるのがいくつかあったなぁ、気のせいかなぁ……
こちらはエヴァンゲリオンのメカニックデザイナーの山下いくとさんがこの展示のためにデザインしたという「刀野薙(NATAYANAGI)」だそう。
宮入一門が職人魂で完成させたという作品ですね。
日本刀というかなんか新しいジャンルが開けたな。
いや〜楽しかったぁ。閉館ギリギリまで堪能してしまった。
写真も撮りまくり、だいぶ減らしたけど写真多すぎたかな……?
あ、写真だとわかりにくいんで載せてないけど、刀身にゼーレのマークが彫られた刀もありますよ〜。
そして出口には、
鋭意製作中……製作中か……
いつになるかは、わからないのね……
閉館までちょびっと時間あったので急いでエヴァストアへ。
なんと、
ロンギヌスの槍・ロングバウムクーヘンがありました(笑)
そして、
「逃げちゃだめだ」Tシャツがめっちゃ売れてた。残り1枚になってた……(*≧▽≦)
ロンギヌスの槍の手ぬぐいがカッコよかったぁ。
これ普通に額装して飾ってても素敵だよなぁ……
買おうかな……
結局、15時前に来て閉館17時までいたな。
いやー楽しかったです。
写真NGだったので撮れなかったけど、エヴァの企画資料もあってなかなかに興味深かったです。
ちなみに石川県立歴史博物館にはサンルーム?のような休憩スペースもあります。
閉館になっちゃったから休憩できなかったけど。