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いきなりですが、「月よみ山路」って知ってます?
まるで短歌や和歌の一節か?とゆーネーミングですが、和菓子王国・石川の知る人ぞ知る銘菓なのです(* ̄ー ̄*)
石川県小松市にある御菓子司「松葉屋」さんの誇る絶品栗蒸し羊羹「月よみ山路」。
石川県で栗蒸し羊羹といえば、
「あぁ、松葉屋さんのあれね」
とゆーくらい有名です。
たぶん…
母親が大好きで昔からよく食べていたのですが、意外に知らない人が多かった…
ので、記事にしてみた。
…嘉永五年…江戸時代かな?
えーと1852年でした。
ちなみに翌年はあの有名なペリーの黒船来航!
幕末だね!
つまりは創業160年以上経ってるんだ。すごいね!
その辺は全然知らなかったなぁ。
栗蒸し羊羹が美味しいってことしか知らなかった。
まぁそれで十分なんだけど。
せっかくなので、「月よみ山路」が生まれた背景を勉強してみた。
松葉屋の菓子造りは江戸の末、嘉永五年に加賀の名刹那谷寺の門前にて、寺侍那谷吉兵衛が羊羹を商ったのに始まります。
ご維新のころ、南加州の中心、小松城下に移り百六十年・・・。その長い歳月の中で、鍛えられ、磨き抜かれた心と技、綿々五代にわたる松葉屋の「のれん」には味づくりにかけた、その心意気が今なお脈々と受け継がれ続けております。
元々は那谷寺の近くだったのか。
『月よみの 光を待ちて 帰りませ 山路は 栗の いがの多きに』
(良寛坊御歌より)
意味としては、
「月の光を待って帰りなさい、山道は栗の毬がたくさん落ちてて危ないから」
ってことらしいですが。
歌の背景として、
良寛さんがお客さんと山の庵で語り合っていた時にお酒無くなったから、麓までちょっとお酒買ってくるよ。
と降りてったのに、なかなか戻ってこないから、心配になったお客さんが様子見に降りてったら松の切り株に腰を下ろして月見してた良寛さんが居たんだそう(笑)
月があんまり綺麗だったからお酒買うの忘れて月を眺めてたんですって。
風流すぎてイマイチよくわかんないけど(笑)
花より団子な人間なもんで。
この「月よみ山路」何がすごいって、どこを切っても必ず栗があるんです!
めっちゃ栗がゴロゴロ入ってるんです!
そして、羊羹ではあるんですが、羊羹感があんまりないんですよ。
竹皮にくるまれて蒸されてるので、いわゆる羊羹の水っぽさ?は全くと言っていいほどありません。
羊羹なんだけど、葛を加えて蒸し上げられてるからモッチモチしてて弾力あって歯ごたえ抜群です。
密度も濃いから食べた感もがっつりあります!
全て手作りで、栗の大小とかあってまぁ形は不揃いだったりしますがそれも味ってやつです。
味も甘すぎないので、オススメですよ。
たまたま東京から来た知り合いに、
「お土産買いに行く時間なくて、空港で帰るオススメのお土産って何?」
って聞かれた時に、
「月よみ山路ってゆー栗蒸し羊羹がありますよー」
ってオススメしたんです。
これが金沢駅ならまぁいろんな土産がありますよ。
なんなら富山のまで進出してるし…
でも行ったことある人は知ってると思うけど、小松空港はお店が少ないんですよ。
でも「月よみ山路」は売ってます!
なんたって本店が小松にあるから。
しかも1本750円程度です。
ちょっとした土産にぴったりです。
しかも1本ずつ包装してくれたりします。
そしたら後日、その方から、
「教えてもらったの買ってったら、すごい家族に評判良かったよー。今度金沢行ったらまた買って帰ってこいって言われたわー。」
と連絡があり、
うれしかったす!\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/
そうなんです!
美味しいんです!
蒸されてるから羊羹苦手な人でもきっと美味しいと思ってくれると思うんです!
…たぶん…
この「月よみ山路」1本丸ごと蒸されてるので、当然切り分けないといけないのですが、ちゃんとカット用に木のナイフがついてますよ!
至れり尽くせりですね。
我が家では食べたい人が食べたい大きさで勝手に切って食べてます。
自宅で食べるときは、誰にみられてるわけでもないのでいちいちお上品ぶったりせず、5〜6cmくらいの幅で切って齧り付いてますけどね!
第22回全国菓子大博覧会で最高賞の「名誉総裁賞」という賞もゲットしてるみたいです。
松葉屋さんでは「月よみ山路」の通信販売もしてくれるそうです。
三越や高島屋、伊勢丹なんかでも取り扱いしてるみたいですね。
アマゾン・楽天でも売ってました!
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