ローマ帝国皇帝の座がオークションにかけられたことあるって知ってました?

記事内に広告を含みます

昨日なんとなくBGM代わりというか、Eテレの『オイコノミア』を見ていたら…

「かつてはローマ帝国皇帝の座もオークションに掛けられたことがあったんですよ」

って聞こえて

エェッ!なんですって!Σ(゚□゚(゚□゚*)!!

ってなったんです。

思わずテレビを凝視するも、

「◯◯◯って人がねー皇帝の座をオークションで落としちゃったんですよ」

って言ってる。

「しかもその人たった3ヶ月くらいで暗殺されちゃったんですよ」

って……え?

え、そもそも皇帝の座ってオークションにかけるもんなの?

そこもちょっと詳しく!プリーズ!…と思ったけど、どうやら今回のテーマは「世界は“オークション”でできている!?」だったらしく、その辺はサラッと流れて別の話に行ってしまいました。

ただ、気になりますよね!?

「ローマ帝国皇帝の座ってオークションで落とせるもんなの?」

「ってゆーかオークションに出していいもんなの?」

f:id:m-graffiti:20170713172629j:plain

とか色々気になりますよね。

もしかして林先生知らないかもー

『林先生が驚く初耳学』とかに投稿したら「初耳」とれるかなぁ( ̄∇ ̄*)とか思ったけど、ちょっと調べたらいっぱい情報出てきた。

まぁですよね。

ローマ帝国皇帝の座がオークションにかけられたのは紀元193年

紀元193年と言われてもピンときませんね。

これは「五賢帝」の統治が終わったちょっと後くらいです。

「五賢帝」って世界史で習いましたねー…5人の名前を覚えるのが大変だったなー…

まぁ五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスさんが亡くなると栄華を誇ったローマ帝国は混迷の時代に突入していきます。

オークションにかけられた背景

五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスさん(舌噛みそうだね)の後は息子のコンモドゥスという人が次の皇帝になります。

しかし残念ながらこのコンモドゥスという方、即位後色々とゴタゴタがあったり、周りの信用なくしたり、その上痴情のもつれまで起こしてしまったらしく、おいおいヾ(ーー )、なんと暗殺されちゃいます。

五賢帝とまで言われた人の息子なんだから、もちょっとなんかさー…

まぁ、皇帝がいなくなっちゃったんで次の皇帝を選ばなきゃいけないんですが!

なんと!ペルティナクスという人が勝手に皇帝の名乗りをあげます。

え?皇帝って勝手に名乗っていいの?

ダメですよね。勝手に名乗っちゃってるし、周りから受け入れられることもなかったので、なんとたった3ヶ月でこの方も元老院や近衛兵によって暗殺されてしまいました。

(暗殺までいかなくても皇帝の座から引きずり下ろすとかじゃダメなんかな?)

そんなわけでなんと五賢帝の後、二人も皇帝が連続して暗殺されちゃったんですねー…

ま、1人は勝手に名乗っちゃったんだけど。

で、次の皇帝は誰にするかーってなった時に皇帝になりうる人がいなかったんですね。

適任者いないから皇帝の座オークションに出そうぜ

いやいやいやいやヾ(・ω´・。)

適任者いないからってオークションに出すとかっておかしくないっ!?

もともとローマ帝国の皇帝の座は世襲制ではなくって、元老院というエライ?権力持ってる?政治家の人達から認められてローマ帝国皇帝になれるんですね。

元老院と言われるともう映画『テルマエ・ロマエ』のイメージしか出てこないんですけどね。

で、元老院が、

「次の皇帝どーするよ〜、あいつは皇帝の器じゃねーしなー」

「でも早く決めないとまた勝手に名乗る奴現れたらどーするよ!」

とか、言ってたかはわかりませんが、多分そんなやり取りしてる内に、近衛兵という人たちが痺れを切らし

「決めらんねーんなら、いっそオークションかけちまおうぜ!」

ってなノリでローマ帝国皇帝の座をオークションに出しちゃった!らしいです。

勝手なイメージですが、流れとしてはこんな感じです。

にしても適任者いないからってオークションってどうよ?

え?日本だと総理大臣がオークションで決まるってこと?

いやいやないわ〜。

すげーな昔のローマ。

出演:阿部寛, 出演:上戸彩, 出演:北村一輝, 出演:竹内力, 出演:宍戸開, 出演:笹野高史, 出演:市村正親, クリエイター:亀山千広, クリエイター:市川南, クリエイター:寺田篤, クリエイター:浜村弘一, 監督:武内英樹, プロデュース:稲葉直人, プロデュース:菊地美世志, プロデュース:松崎薫, Writer:武藤将吾
¥300 (2024/08/15 18:37時点 | Amazon調べ)

オークションでなんと2人も名乗りを上げてきた

しかしさらにすごいのは、オークションにかけられたからって実際に名乗りをあげる人が出てきたことですかね。

しかも2人も。

まぁオークション出しお金あれば皇帝の座も買えるんでしょうけど…

ちなみに名乗りを上げてきたのは、勝手に皇帝を名乗ったペルティナクスの義父のスルピキアヌスさんと、ディディウス・ユリアヌスという方の2人。

ユリアヌスさんはゲルマニア司令官や低地ゲルマニア総督、アフリカ総督などといった役職を歴任していて政治的にはスルピキアヌスより優勢か?

しかもお金もしっかり溜めていたらしく、より多くお金も出して近衛兵に認められ皇帝の座を掴んじゃいました。

あと元老院や近衛兵からしたら、スルピキアヌスの義理の息子を暗殺しちゃってるから、この人が皇帝になったら報復されるかも?といった負い目もあったでしょうしね。

皇帝になるも人心を掌握できず暗殺されてしまう

ユリアヌスさん、きっと結構な額を払って皇帝の座を掴んだんでしょうが、皇帝になった経緯が経緯なだけに、当然政治的な繋がりもコネもないでしょうし。

ローマ市民の人心も掌握できず、元老院も味方になることはなく…

さらに地方で反乱も起きるわ、近衛兵に払うといったお金も払わなかったから結局近衛兵にも見放されてしまいました。

そして即位からわずか66日で、皇帝になることを認めてくれたはずの近衛兵によって暗殺されてしまいました……

まとめ

まとめも何もないけど、一国の代表をオークションで決めるのは…

ないでしょう!

編集:歴史の謎を探る会
¥495 (2024/08/15 18:38時点 | Amazon調べ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA