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おはようございます。
今更ですが、日本テレビの「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」観ました。
もうすでに3話まで進んじゃってるけど、気になってたのでHDDに録画しておいたんです。
で、ようやく観れたんですが、
主人公の仕事が「校閲」!
印刷・出版関係の人なら知ってると思うけど、なかなか一般の人で校閲という仕事を知ってる人は少ないのでは?
フリーランスになる前、印刷会社にいたこともあるので、校正さんには大変お世話になっておりました〜。
ドラマの方は校閲さんのお話なので、「校閲」と「校正」でちょっと違いますけど、ただ、それよりも何よりも!
制作物に間違いがないかどうかをチェックするのが、とっても大切なんですよ!
特に印刷前!!!!
ということだけでも伝わるといいなぁ、みたいな。
先ほどから「校正」だの「校閲」だのと書いてますが、「校正」と「校閲」は厳密にはちょっと違います。
校正
こうせい
proofreading印刷工程の途中で,校正刷りと原稿を照合し,文字の誤り,不備,不正確,不統一,不手ぎわ,レイアウトの違いなどを正す仕事。回数によって,初校,再校,三校などと呼び,校正が終ることを校了,訂正個所が少くて印刷所に責任をもたせて校了とすることを責任校了 (責了) という。
(コトバンクより)
こう‐えつ〔カウ‐〕【校閲】
[名](スル)文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること。「専門家の校閲を経る」「原稿を校閲する」
(コトバンクより)
校正も校閲も、どちらも文章などの誤りを直し正すことですが、
校正は、どちらかというと誤字や脱字など文字の誤りを正したり、原稿と印刷用の制作物と見比べて、誤植や体裁の誤りを正すこと。
それに対し、校閲は
校閲は、文書や原稿などを読み、書かれた文章そのものの内容が正しいか、内容の矛盾や表現の誤り、事実関係の誤りなど、原稿の内容に間違いがないかを確認して、その誤りを正すことですね。
ちなみに私のいた印刷会社では「校正」さんの言うことは絶対だったなぁ。
ドラマだと「校閲部」て、冷遇されてるというか、発言権?弱そうだけど。
でも万が一、刷り上がった後に間違い見つかったら刷り直しになるし、そのミスがこっちの責任だと刷り直しの分の損害も発生するわけで・・・
なので、校正さんに「ここ間違ってません?」て言われたら、「はい、すぐ直します!」て感じだったけどな。
ま、ドラマだしね。
これ、ホント大事なんです。
制作者とか原稿を執筆した人は、頭の中に内容が入っていて、その状態で制作しているので、びっくりするような凡ミスがあっても気づかないんです。
勝手に脳内で自動修正しちゃってスルーしてしまうんですよ!!
だからこそ、制作者とチェックする人は別にするべき!(切実に)
校閲ガールでも「初校と再校は別の人が担当することが基本」て話題がありましたね。これも同じことですね。
でも、なぜかお客さんてちゃんとチェックしてくれないんですよね・・・
「間違いがあるといけないので、必ず細かくチェックしてください。」
てお願いしても、
「一応、確認するけど、そっちでも作るときに見てるでしょ。」
って言う人が意外に多いんですよね。
いや、だからさ、作ってるときに自分でもびっくりするようなミスあるんだよ。
何度もなんどもチェックしててもなぜか気づけないことがあるんだよ。
とゆーようなことをどんなに説明してもわかってもらえない。
自分の説明が下手ってのもあるんだろ〜けどさ・・・
WEBだったら間違いに気づいてもサッと直せるけど、印刷物だったらもう直しようがない・・・
でも何故か刷り上がった後に気づいちゃうんですよねー、間違いに・・・
何度も何度もチェックして、何人かで間違いがないか食い入るように確認しているにも関わらず、現れるミス。
しかもそこまで掻い潜っていったんなら気付きたくもないのに、何故か、刷り上がりを見た瞬間に気づいてしまう・・・
不思議です。
結構こんな経験してる人いっぱいいると思うんだけどな。
ちょっと脱線しましたが、何はともあれ、「校正」も「校閲」もとっても大事なんですよー!てことです。
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」でちょっとでもその大事さが伝わるといいなぁ。
それにしても、石原さとみ、めっっっちゃ可愛い!!
なんなんだあの可愛さは!?
下手したら、ただの空気読めないヤな女になりそうなのに、あんなに可愛いなんてっ(・ω・´)ズルイ